エタノール(アルコール)消毒液「自作」に関する勘違い・誤情報で精製水も品薄に!【コラム】

トレンドコラム,新型コロナウイルス

消毒液自作経験者からみると、不可解な精製水の品薄。
その経緯と筆者の所感をまとめました。


エタノール(アルコール)消毒液「自作」に関する勘違い・誤情報で精製水も品薄に!【コラム】


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消毒液の自作に関する勘違い・誤情報が広まった経緯

今回起きた「精製水」品薄の原因は、メディアで消毒液の作り方が紹介されたことが発端です。

その情報を見て勘違いした人や、勘違いした人からの情報拡散によって拡大したと思われます。

本来は、無水エタノール(濃度99.5%)に精製水を添加することで消毒用エタノールを作ります。

勘違いした人は、既に薄めてある消毒用エタノール(濃度約80%)に精製水を添加しようとしたようです。

この場合、最適な状態になっているものを薄めるので思ったような効果が得られない可能性があります。


精製水品薄のニュースを知って筆者が感じた違和感


精製水品薄のニュースを知って筆者が感じた違和感

筆者は、既に自作消毒液を作って使っており、関連記事も執筆済みです。

そして2月の時点で既に、最寄り薬局の無水エタノールは売り切れ状態で、精製水だけが大量に残っていました

更にいうなら、精製水は薄める程度の量しか使わないのに、ナゼ今のタイミングで品薄になるのか・・・正直違和感しかありません。

間違った自作方法が拡散されたとしても、現状ではまだ消毒用エタノールも手に入りにくいはずです。

売っていても価格が跳ね上がっているので購入に踏み切る人は少ないと思います。

なのに精製水が品薄になる意味がわからないというのが正直な感想です。

手持ちの市販消毒液がまだ残っている人たちが誤情報を受けて薄めるために購入したのでしょうか・・・。


まとめ

今回の問題は、難病のお子さんを持つ親御さんの悲痛の叫びで明らかになりました。

在宅用の人工呼吸器に付属する加湿器を使うのに精製水が必要とのことです。

もし、精製水が主に命を守ることに使われるものであり、一般的にもそういう認識があったのなら今回の品薄は糾弾されるべきことです。

しかし、そういう類のものではないですし、人工呼吸器に使われるという認識は一般人には皆無だったということを加味すると仕方なかったと思います。

親御さんに対しては、「未開封の使用期限は長いのだから常にストックしておけばよかったのでは?」という疑問があると思います。

この親御さんは、一週間分はストックしていたとのことです。※一日中稼働させる場合は500mlの精製水一本が必要。

一週間分で3.5kgの重さなので、大量ストックするのも大変です。

気持ちの上でも、なるべく最近製造したものを使いたいという親心を責めることは誰にもできないと思います。

この件に関してはニュースソースを見る限り、人を陥れようという悪意ある加害者もいなさそうですし、消毒液の濃度に関するエビデンスはネット上にたくさんあり、本当に薄めて大丈夫なのか確認することは容易です。

それができていれば品薄状態にならなかった可能性が高いと思います。

大切なのは、情報を鵜呑みにせずに本当かどうか調べてみることですね。


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