眠気で集中力が続かない人へ!その原因は二酸化炭素かも?
仕事中に眠気に襲われがちで集中力が持続しない方は、二酸化炭素が原因かもしれません。記事内で詳しく説明します。
また、集中力の維持方法や、衝撃の事実についてもまとめましたので参考にしてください。
眠気で集中力が続かない原因
集中したい時に眠気に襲われるというのは、仕事や勉強の質に直接かかわってくる大きな問題です。
なるべく早く解決しなければなりませんね。
眠気の原因については、いろいろと考えられます。
このページにたどり着いた方は、何が原因なのかまだ分かっていないはずです。
1つ可能性を挙げるなら、睡眠時無呼吸症候群です。
充分な睡眠時間をとっているはずなのに眠気に襲われる場合は、睡眠時無呼吸症候群の可能性があり、病院で診察を受ける必要があります。
受診の目安は、レコーダーで睡眠時の音声を録音してみて、いびきが長い間途切れている時間があるかどうかです。
そういった心当たりがない場合は、次に挙げる仕事場の環境が原因かも知れません。
二酸化炭素濃度が原因の可能性
多くの人は、二酸化炭素濃度に気を配ったことはないはずです。
しかし、二酸化炭素濃度は、集中力に影響を与える要素の1つです。
室内の二酸化炭素濃度が高ければ高いほど、集中力が落ち眠気に襲われやすくなります。
平均的な外気の二酸化炭素濃度は400ppm程度で、室内でもしっかり換気が行われていれば同程度に抑えられます。
しかし、充分な換気がされず、人が多くて狭い室内の場合は、濃度が高くなりがちです。
基準である、1000ppmを越えてくると眠気を感じるようになります。
さらに、2000ppmを越えると、眠気だけでなく頭痛に襲われることもあるので注意が必要です。
眠気を感じたら、換気をするように心がけて様子をみてみるとよいでしょう。
具体的な数値が知りたいという方は、最近では二酸化炭素濃度を計測するコンパクトな機器も販売されています。
興味がある方は、以下のように1万円程度で手に入るものもありますので探してみてください。
仕事や勉強のパフォーマンスアップに貢献するのではないでしょうか。
集中力を長時間維持する方法
集中力を長時間維持するのに役立つ2つの方法をご紹介します。
48:12時間分割法
この手法は、1時間のうち48分を集中時間とし、12分を休息時間とするものです。
48分間は、邪魔が入らないような環境にすることが大事です。
休息の12分は、余計な思考をカットしてしっかり休み、次の48分間にそなえます。
ダッシュ法
ダッシュ法は、1時間のうちに、10分集中・2分休息を、5回繰り返す手法です。
小さな作業を繰り返すタイプの仕事の場合、この方法が合っています。
これらのサイクルを管理するのに、便利なスマホアプリがあります。
Interval Timerというアプリで、セット数と作業時間・休憩時間を設定することができます。
他にも探せばあると思います。
深く集中できる時間はどのくらい?
この疑問を解決するのに、目の動きを元に集中時間を計測する装置を使った実験が行われました。
その結果、深く集中できていたのは1日の内、30分程度だということが明らかになりました。
※あくまでも深く集中することが可能な時間です。
そして、この時間はどう頑張っても伸ばすことができないという結果も出ています。
深く集中できる30分をどのタイミングで使うかが、1日の質を左右するということになります。
1日のスケジュールを考えた上で、この30分を意識しながら過ごしてみるとよいでしょう。
まとめ
集中したい時に眠気に襲われてしまう場合、もしかすると二酸化炭素濃度が関係しているかもしれません。
一定時間ごとに室内の空気を入れかえてみましょう。
集中力について
集中する為に、作業と休憩の時間サイクルを決めておくと、効率的に仕事をこなすことができます。
48:12時間分割法やダッシュ法がありますが、自分の性質や仕事のタイプによって適切な時間割は変わってきます。
提唱されているものを使ってみることからはじめて、ゆくゆくは、より自分に合うサイクルを探してみるとよいでしょう。
また、1日に深く集中できる時間は30分と限られています。
1日のスケジュールの中で、ここぞというタイミングでその集中力を発揮するように意識してみましょう。