納豆の食物繊維量VS野菜サラダの食物繊維量
納豆の食物繊維と野菜サラダの食物繊維どちらが多いのかを比較をしてみたいと思います。
この比較を行おうと思った動機は、みなさんが思っている以上に野菜サラダの食物繊維量は少ないという事実があるからです。
食べる順番ダイエットで最初に野菜サラダを食べるのが一般的ですが、もっと良い物があるのでは?
という疑問に対する答えを見つけたいと思います。
納豆の食物繊維量
納豆の食物繊維量は、1食分を50g(市販品1パック30-50g)とすると以下のようになります。
- 水溶性 1.15g
- 不溶性 2.2g
ちなみに、ダイエットを考える時に重視したいのは水溶性です。
野菜サラダの食物繊維量
野菜サラダの1人前を何グラムにするのかという問題があります。
調べてみると、80g-120gの範囲内におさまるものが多いですね。
今回は、ドレッシング抜きで130gという大盛りで考えてみようとおもいます。
今回比較につかう野菜サラダの中身と分量
レタス 80g
ミニトマト 10g
きゅうり 30g
たまねぎ 10g
それぞれの食物繊維量を計算し合計すると以下のようになります。
- 水溶性 0.24g
- 不溶性 1.59g
まとめ
結果について考えていきましょう。
・納豆50g(水溶性:1.15g 不溶性:2.2g)
・野菜サラダ130g(水溶性:0.24g 不溶性:1.59g)
納豆は50gなのに、水溶性・不溶性ともに野菜サラダ130gより含有量が多いということがわかりました。
特に、水溶性は、約4.8倍の含有量です。
納豆は、食物繊維含有量で水溶性・不溶性ともにTOP10に入ります。
今回納豆をチョイスしたのは、入手のし易さや調理の容易さ、価格、そして食物繊維以外に何が含まれているかを考慮したときに、ダイエットへの貢献度が高いと考えたからです、
もちろん、納豆より高い含有量で低カロリーの食品を使っても良いと思います。
※納豆50gで約100kcal
いずれにしても、今回のことで考えなおさなければならないのは、野菜サラダ=食物繊維豊富という思い込みです。
食べる順番ダイエットでも、最初に納豆を食べるという選択肢はとても良いのではないかと思います。
納豆はタンパク質も豊富です。
タンパク質と食物繊維を同時に食べると、後からタンパク質を食べるよりは吸収が邪魔されないという利点もあると思います。
タンパク質は、ダイエットにとって必須の栄養素の1つなのでしっかり摂取したいですからね。
また、「食物繊維不足「摂っているつもりで全然摂れてない」」←こちらの記事でも触れましたが、摂取カロリーを1500kcalに制限している場合、1日に摂っておきたい水溶性食物繊維は5gです。
納豆でも5パック近く食べなければならない量なんです。
今回の大盛り野菜サラダなら約21杯です。
食事制限をしている時の必要量でさえ簡単には摂取できないんですね。
日本人の食物繊維摂取量が大幅に不足している一因に、サラダ神話(サラダならなんでも食物繊維豊富だと思い込んでいる)があるのではないかと思います。
これを機会に食物繊維をどのように摂取するべきかを考えて頂ければ幸いです。