隠れ肥満の女性が増えている!間違ったダイエットに注意
現在、20代女性の20%が痩せ傾向にあるといわれています。
事実、飽食の時代にあってカロリー摂取量は食べ物が少なかった終戦直後を下回っているという異常な状況です。
しかし、その痩せていると判断される中に隠れ肥満が増えているというデータがあります。
今回は、女性の隠れ肥満についてその原因と対策について考えていきたいと思います。
なぜ痩せ傾向なのに隠れ肥満が増えているのか?
痩せ傾向のデータは、厚労省の国民健康・栄養調査を元に判断がされており、その中身は身長と体重により算出されるBMI数値が使われています。
BMIは、痩せや肥満を判断する国際的な指標なのですが、この数値だけで全てを判断するのには無理があります。
なぜなら、体重の中身が考慮されていないからです。
隠れ肥満が多いということは、体重の中の脂肪の割合、いわゆる体脂肪率が高い女性が増えているということです。
ある調査では、女子大生の50%が隠れ肥満の傾向にあるという結果がでているほどです。
隠れ肥満になる原因
隠れ肥満(体脂肪率が高い)の大きな原因として以下が考えられます。
- 栄養不足
栄養とはカロリーのことではなく、炭水化物・タンパク質やビタミン・ミネラルなどのことです。
栄養が不足してしまうと、筋肉を分解して使ってしまったり、体がなるべく脂肪を蓄えようとしてしまいます。
筋肉量が減ってしまうと基礎代謝がおちて脂肪が燃焼しにくくなります。
その上脂肪を溜め込もうとするので体脂肪率はぐんぐん上がっていってしまいます。
この現象は、特にダイエット時に起こりやすくなります。
ただでさえ栄養が不足しがちなところに無理で間違ったダイエットをするとすぐに停滞期に入ってしまうので、頑張っても効果が感じられないということになります。
そのせいで投げ出してしまい、いつもの食生活に戻る。
体が省エネモードに入ってしまっているので一気にリバウンドして以前より体脂肪を蓄えるというパターンです。
充分な栄養を摂ることは、健康やダイエットに欠かせない土台をつくることになるという認識を持つことが大切です。
成人女性の理想的な体脂肪率
成人女性の標準的な体脂肪率は、
20-30%程度といわれています。
35%をこえてくると肥満傾向と考えておけば良いでしょう。
20%未満は痩せ判定で、あまりにも体脂肪率が低いとホルモンバランスが崩れてしまうリスクがあります。
18%未満で、排卵自体がとまってしまう女性は半数以上にのぼるといわれています。
その他、免疫力がおちたり精神が不安定になったり、妊娠率の低下や低体重児のリスクなど良いことはありません。
成人女性が健康と美しさを両立するための理想的な体脂肪率は、
22-23%ということですので、
目標にするならその辺りを意識して設定すれば良いのではないでしょうか。
ちなみに、プロの女性ダンサーの平均が20%前半あたりらしいです。
体脂肪を計測する体組成計などを持っていない場合は、最近は数千円から購入可能です。
ダイエットや健康管理の必須アイテムなので一台持っておくことをオススメします。
体脂肪率を効果的に落とすには
- 消費カロリー>摂取カロリー(食事制限メイン)
- 充分な栄養管理
- 筋トレ
この3つを心がけたダイエットを行うことです。
有酸素運動も有効ではありますが、継続性や効果を考えると筋トレの方が上だと思います。
筆者の場合は、これらを心がけてダイエットを行い、現時点で体重-13kg、体脂肪率-7%を達成してキープ中です。
うまくダイエットを行えば、辛いと思うのは初期だけであとは結果もスルスルと出て辛さもなくなっていきます。
詳しい方法は、当サイトや健康美容ダイエット.comを見て参考にして頂ければと思います。
まとめ
- 成人女性は、体脂肪率22-23%程度を目指す
- 筋肉量を減らさず脂肪を貯めこまない為に充分な栄養を摂る
- 筋トレを行って基礎代謝をアップさせる